悩みをハッキリさせる
タロットカード占いは相談内容をカードに問いかけて答えを得る占いです。カードはどんな問いかけにも応じてくれますが、的確な答えを受け取るためには、まず自分が何を知りたいのかをハッキリと伝えることが大切です。
占いのテーマを明確にすることが成功のためのコツと考えてください。余計な思い込みや決めつけは捨てて、できる限り心をニュートラルな状態に持っていきます。
個人的な感情は捨てる
たとえば、「会社の後輩が生意気で自分の言うこと聞かない。どうすれば言う通りに動いてくれるのか」と悩んでいたとします。この悩みには、後輩が生意気だという私怨が込められています。カードの出した答えが、「あなたのほうから歩み寄りましょう」だとして、それを素直に受け入れるでしょうか。
大抵の場合は、自分は悪くないんだから歩み寄る必要はないと決め込んでカードの助言を実行することはありません。これではせっかくの占いも意味がありません。自分は悪くない、後輩が悪い、という思い込みを捨ててもう一度相談してみましょう。
「会社の後輩となかなか上手くいかない。どうすればいいか」、本来の悩みはこうなるはずです。この悩みに対して、「あなたのほうから歩み寄りましょう」と答えがかえってきても自然に受け入れられますよね。
相談する時点で素直な気持ちになればどんな答えでもスムーズに受け取ることができます。
これを意識するだけでも占いの的中率はグッとアップします。
相談内容を明確にする
タロットカードは良き相談者だと考えてください。その人に相談するつもりでどんな悩みなのかを明確にしていきます。5W1Hで考えてみましょう。
- When(いつ?) ⇒ 日時を明確に
- Who(だれと?) ⇒ 誰に対してなのか
- Where(どこで?) ⇒ 場所を明確に
- What(なにを?) ⇒ 何をするのか
- Why(なぜ?) ⇒ どんな理由があるのか
- How(どのように?) ⇒ どんな方法で実現したいのか
これに当てはめて考えると自分の置かれている状況が見えてきます。相談とは相手に悩みを打ち明けると同時に自分自身を客観的に見つめ直す場でもあります。
5W1Hを意識して先ほどの相談をしてみます。
「会社の後輩といつも意見が合わない。この前も客先で些細なことから口論になってしまった。会議でも毎回衝突する。後輩の意見は分からなくもないし、全てが間違っているとは思わない。だけど反論されるとつい自分もカッとなって言い返してしまう。このままではお互いに良くないのは分かっている。なんとか平和に解決したい。どうすればいいか」
どうでしょうか。相談のなかで自分にも原因があることを認めていますし、分かり合えるようになりたいという結論を出すこともできました。これなら相談された側も解決に向けて細かくアドバイスできます。
明確にするコツ
相談内容によっては 5W1H に当てはめづらい場合もあります。5W1H を意識しすぎて混乱してしまっては本末転倒。そんな時はなるべく詳しく説明すると意識してみましょう。
体験談でも良いですし、こうなりたいという希望でもいいですね。そうやって相談内容を考えるうちにだんだん自分の中で何を知りたいのかがハッキリしてきます。
まとめ
投げやりな質問をすれば投げやりな答えが反ってきますし、アバウトな質問にはアバウトな答えが反ってきます。真剣に悩んで誠意を持って相談するからこそ、本質を見抜いた的確な答えが反ってきます。占うではなく、相談にのってもらうと考えるべきです。
あなたがカードに心を開けば、きっとカードもそれに応えてくれます。素直な気持ちを持ちましょう。