古代ケルト十字法とは
どんな問題にも答えてくれるタロットカードのスプレッドの一種です。古代ケルト十字法は現在や未来の状況と対策を占うのに適しています。
過去から未来にかけて状況の変化、心の移り変わりを見ていきます。それに対する「どうすればよいか」という対策方法、最終的な答えを提示してくれます。古代ケルト十字法は問題解決のためのスプレッドです。
古代ケルト十字法の並べ方通りにスプレッドしていることを想定して説明していきます。
各位置のカードが示すこと
①現在の状況
質問者が抱えている問題や周囲で起こっている物事を伝えています。知らなかったことに気づかせてくれることもあります。
①´①の裏付け
現在の状況に対する原因や理由を示しています。「なぜこうなったのか」を表す位置です。
②対策 or 障害
この問題のカギを握るカードになります。
良いカードなら解決の糸口へと繋がり、悪いカードなら障害の原因や注意点を表します。「どうすればよいか」を教えてくれます。
③顕在意識
うわべの気持ちや建て前上の気持ちを表します。他人からどう思われたいかを表します。
④潜在意識
心の奥深く、自分でも気づかない深層心理の部分に迫ります。自分の本音を知ることができます。
⑤過去の状況
過去の出来事や状況を表します。問題の発端にも繋がります。
⑥未来の状況
近い将来に起こるであろう出来事を予想しています。
⑦質問者の立場
現在、どんな立場に置かれているのか、有利な状況か不利な状況かを教えてくれます。
⑦´⑦の裏付け
現在の立場にいる原因や理由を示します。
⑧相手の状況 or 周囲
占いのテーマが恋愛や人間関係の問題なら相手が質問者に対してどのような感情を持っているか、態度や能力を示します。その他の問題なら周囲の状況を示します。
⑨質問者の能力・可能性
この問題を解決できるだけの力を持っているかを表します。悪いカードなら恐れや不安の度合いを示します。
⑩最終結果
問題に関する最終的な結果を予測します。「このままいけばこうなるだろう」という答えの部分になりますが、②の対策次第では結果をひっくり返すこともできます。
⑥⑦⑧⑨のカードと絡めてしっかりとリーディングすることが大切です。
読み方のコツ
古代ケルト十字法を読むときのコツは一枚に拘らず全体を見通すことです。対策や最終結果だけに注目してしまいがちですが、周囲のカードが強く影響を与えることも考えられます。良い方向に向かっているのにそれを潜在意識が邪魔している、過去の出来事に捕らわれて進むことができないなど。
カードのメッセージに耳を傾けて、何事でも受け入れる気持ちを持って解釈するのが大切です。リーディングに行き詰ったら全体を眺めて心を落ち着けましょう。
こんな占いに最適
古代ケルト十字法は問題がハッキリしているときに有効なスプレッドです。より確実な答えを出すためには漠然とした内容ではなく、できるだけ焦点を絞った質問にします。
- 婚約中の相手と結婚して幸せになれるのか
- 親友の恋人を好きになってしまった。どうすればいいか
- クラスのみんなと仲良くなるにはどうすればいいか
- 今の仕事を続けていくのが不安。転職したほうがいいか
このように悩んでいる問題や状況を明確にしておくとリーディングもやりやすくなります。明確にできないのであれば他のスプレッドを選択したほうがいいでしょう。