占いの前準備
タロットカードはスプレッドを行う前にシャッフル・カットという動作でカードを混ぜるのが基本です。混ぜるといってもトランプのように切るのではなく独特の方法があります。
厳密には必ずこうじゃないといけないという方法はなく、占い師さんによって様々です。ここでは最も基本的な方法を紹介します。
シャッフルのやり方
カードを混ぜる
まずタロットカードの束をテーブルの上に乗せてゆっくりと崩します。カードを傷つけないように気をつけてください。なるべくテーブルを広く使うようにしましょう。
逆時計回り(左回り)に両手でカードを混ぜます。占いのテーマを心の中で思い浮かべながら混ぜてください。恋の行方を占うなら相手の姿をイメージします。自分を占うときの注意でも説明したように「この人と付き合いたい」などの願望を持たないように気をつけてください。あくまで相手の姿を想像するだけです。
「もういいかな」と思ったところで手を止め混ぜるのをやめます。
カードをまとめる
小さくまとめながらテーブルからカードを持ち上げます。バラバラのトランプをまとめる要領です。
写真のようにカードを縦と横に分けます。全てのカードを同じ方向に揃えないように注意してください。
縦になっていたカードを左に倒します。
はみ出ている部分を揃え、カードをまとめます。以上がタロットカードのシャッフルのやり方です。簡単ですよね。
コツというわけではありませんが、もし途中で手元が滑りカードの絵柄が見えてしまっても気にせずに続けてください。見えてしまったことも含めてあなたの運命が選んだカードです。最初からやり直す必要はありません。
もちろん故意にカードを選んで並べても意味がないことは言うまでもありませんよね。次はカットのやり方を説明します。
カットのやり方
カードをカットする
シャッフルを終えた状態から、左手を使ってカードを3つの山に分けます。きちんと三等分にする必要はありません。分ける順番も上下のどちらからでも構いません。全ては直感を頼りに進めてください。
どの山から、どの山へでもいいのでカードを1つの山にまとめます。順序は気にしなくて結構です。
ここまでの手順を「もういいかな」と思うまで繰り返してください。1回でも10回でも構いません。
以上がタロットカードのカットのやり方です。簡単ですよね。3つに分けて1つにまとめる、これだけです。
最後に念を込める
カットを終えたカードの上に左手をのせて、質問(占いたいこと)を言います。心の中で唱えても構いません。ここでも気をつけるべきことは願望を思うのではなく、どうしたらいいかアドバイスを貰う気持ちでいてください。
十分に念が伝わったところで、そのままカードを両手で持ち上げ左側が上に向くようにカードを立てます。
これで一連の動作は終わりです。文章にすると長いですが、実際にやっていることはとても簡単です。占いはせずにシャッフルとカットだけを何回か繰り返してやり方を覚えるのもいいですね。
この後はスプレッドをして実際に占いを始めます。